暫くの間、壁が見えなくなっていた。
しかしそんなことは一時の出来事で、気付けば壁はすぐ目の前だった。

壁を乗り越えたと思っていたら
昨日越えたはずの壁が前に、再び立ちはだかる。

壁に当たるのは辛い話だ。
越えたと思っていても、次には更に高い壁となって「越えろ」と言う。
辛い。

しかし
新しい壁は、古い壁を乗り越えたからこそ現れる。
古い壁を乗り越えてここまでやってきたからこそ、はじめて気付いた問題なのだ。
壁は己の身丈に沿って一歩先を行く、自分自身なのかもしれない。

壁があるということは
まだ先がある。
壁を乗り越えた先には
一つ先の自分がある。

だから、お前は壁の存在を喜べ
2006.11.15 Wednesday 09:55 | think | - | - |
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