趙紫ヨウ「改カク歴程」
2009年に香港で出版された趙シ陽の「改革レキ程」に日本語訳が出ていた。
「改カク歴程」は中国大陸では発売禁止されていて、多分持ち込むことも出来ないだろう。

では、これはどういう本なのか?
まず著者である趙紫ヨウは元・中国共産トウ総書記。つまりは中国のトップだった人間である。総書記の地位に居た時期にはあの天●門事件が含まれ、この事件後に趙シ陽は政治の表舞台を追われる。趙紫ヨウは共サン党の中にあって改カクを目指す側におり、天●門事件の際に学生の立場に立って物事を収めようとした為に、当時院政を敷いていた��小平の怒りを買い、失脚・軟禁させられた人物である。
軟禁下にある著者と面会を続け、口述を録音、秘密裏に運び出すことを繰り返して作られた本が同著。

もし彼が一線に残っていたなら。中国は全く違う国になっていたことは想像に難くない。歴史に名を残す名宰相となり得た人物の回顧録。そこまで言うのは言いすぎだろうか。

*検索避けのため、文字を一部伏せる等しています。

趙シ陽 極秘回想録 天●門事件「大ダン圧」の舞台裏!
最後に。
天●門事件時、総書記の地位にあった趙紫ヨウが広場でハンストをする学生を見舞い、語った言葉を。
訳の拙いところは大目に見て頂ければ幸いです。


諸君、我々は来るのが遅すぎた。申し訳ない。諸君が我々に対し声を上げたり、批判するのは全て当然のことだ。
私がここに来たのは諸君に許しを請うためではない。私が、現在諸君の体は非常に衰弱しており、絶食は既に7日目に入っており、これ以上は無理だと言いたい。長期の絶食は体に一生の傷を残す。絶食は生命を危険に晒す。まず今大事なのは、速やかに絶食を止めてほしい。ハンストを行うのは、諸君が提起した問題に対して党や政府から満足行く答えが欲しいからだと、私は知っている。
私が思うに、我々と諸君の間に話し合いの場は開かれている。いくつかの問題は過程を踏めば解決できる。例えば諸君が提起した、性質的な問題や、責任問題などは、最後には解決できると感じているし、最後には一致した見解を持つことができる。
ただし、諸君も知っているかと思うが、状況はとても複雑で、段階が必要である。ハンストが7日目に入った状況下で、諸君の満足する答えを得るまで絶食し続けるのは不可能だ。

諸君はまだ若く、これからの人生は長いし、諸君は健康に生きて、我らが中国の四化が実現するその日を見届けなくてはならない。
諸君は我々とは違う。我々は既に老いた。国と諸君の父母が、諸君を育て大学に上げるのは簡単では無い!
現在十代、二十代の人間がこのように命を犠牲にして良いのか?
諸君、少し落ち着いて考えてくれないだろうか。
(録音中には更に「今日私が来たのは諸君と対話するためではない」とある)
現在既に状況は深刻であり、諸君が知っているように、党と国は焦り、社会は心配をしている。また、北京は首都であり、各方面の状況は日増しに厳しくなっており、このような状況では継続出来ない。諸君は国の為を思う善意を持っているが、このような状況が拡大していけば統制を失い、様々な方面に深刻な影響が出るだろう。

とにかく、これが私の本心だ。諸君がハンストを止めても政府は対話の扉を閉ざしたりはしない、絶対にしない!諸君が提議した問題を、我々は議論し続ける。遅いといえば遅いかも知れないが、それでも幾つかの問題について認識は近づいてきている。
今日の目的は諸君に会いに来たことであり、私の心境を話し来たことであり、諸君に冷静になってこの問題を考えてほしいからである。この件は理性的でない状況でしっかり考えることは難しい。皆このように勢いがあり、若い。我々も若いころデモをしたことがあるし、レールに寝たこともあるが、当時は全く後のことを考えていなかった。最後にもう一度、諸君に冷静に今後のことを考えるようお願いしたい。多くのことは必ず解決できる。少しでも早くハンストを止めて欲しい。皆さん有難う。
(5月19日、ハンストを行う学生を見て涙を貯めながら)
2010.03.02 Tuesday 02:40 | favorite | - | - |
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