何故だったのか26
朝目覚めて、粥をうまうま食べていると、テントが片付いていないことを思い出した。
いそいそと片付けて、井戸水でテントを洗う。手伝ってくれた王さんのテクは極上だ。乾かして、畳んで、他にも荷造りをする。そんなこんなでアッという間に出発の時間だ。

KリちゃんやYうちゃん、タマゴに送られて車は港を目指す。
3ヶ月ぶりに会った運転手のおばちゃんは、僕のことを覚えていた。そして「太ったね」と言う。痩せたつもりだけにショックだった!

足りないチケットを買って、船に乗って、その後は皆無言。まどろんでいるうちに上海へ着いた。
ここでMえちゃんとはお別れ。Mえちゃんを皮切りに盛大なバイバイをしたあと、とぼとぼとホテルへ向かった。
上海の空はいつものようにもやがかった曇り空。車道は時間帯のせいか盛大に混雑してクラクションが鳴り響いている。それでも何か考えていた僕には上の空で、関係ないこと。
2009.09.16 Wednesday 22:36 | think | - | - |
何故だったのか25
ハッと起きた。
何時間か寝た。空が薄暗くなっているが、雨はまだ降る。
同室の二人は僕が部屋に戻ってきたときから姿勢が変わっていない。
死んでいるかのように寝ていた。
のそのそ・・・と起きだしてご飯を食べる。完全に惰性。燃え尽きてる。
もそもそ・・・とご飯を食べた後、どうしたものか考えた。

携帯をチャージしなければ!
上海でチャージしたはずが、すぐ使い切ってしまい、「電話が通じない!」と苦情を言われまくっていた。
そうだ、チャージ、行こう!
・・・と思いたって、HキとMエちゃんとで島の中心・菜園に行こうとすると、何故か宿の主人までついてきた。これくらい自分で・・・と思ったけど、ここはおっちゃんの親切を有難く受けた。でもチャージは出来ず・・・。

「フラフラしてから帰るよ!」
とここで主人と別れる。まるで引率の先生だか親を巻いた子供の気分。田舎の町とはいえ夜の街はワクワクするのだ。雑貨屋でオヤツを買って、足を揉まれ爆睡した。その後帰りのタクシーを呼ぶために電話したら、電話を切って10秒でタクシーが来た。

部屋に帰ると、相変わらず2人死んでいる。風邪を引いたらしいので、そっとしておいて、隣の部屋で修学旅行ノリを楽しんだ。どれだけくだらないことを話したか忘れたけど、カッちゃんが凄い目をしていたのは覚えている。
こうして島最後の夜は空が明るくなるまで、語り倒した。何も覚えていないけど。
2009.09.16 Wednesday 00:50 | think | - | - |
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